エキサイティング・アミューズメント・ショーbpm公演「ジッパー!」@あうるすぽっと

脚本・演出:浅沼晋太郎
http://bpm-web.jp/zipper/

あらすじ(公式サイトより)
大型連休のある日。丸総デパートの屋上では特設ステージが組まれ、
たくさんの子供たちが大人気『奇跡戦隊エレメンジャー』の
キャラクターショーを待っている。
ところが、演じるアクションチームのメンバー及び、
デパート側の催事部には問題が山積みだった。
メンバーが足りない、リハーサル時間がない、
催事部の上司には催し物自体をよく思われていない…。
それでも戦う彼らの前に、さらなるアクシデントが降りかかる!
このトラブルを乗り越えて、無事にショーは続けられるのか!?
bpmが豪華出演者たちを迎えて繰り広げる、
抱腹絶倒の熱血×ヒーロー×シチュエーション・コメディ
There's No Business Like "Hero-Show" Business.
ーショーほど、素敵な商売はない。

おもしろかったぁぁぁ!!浅沼さん天才!!もういろんな意味ですごすぎる!!ずっと笑いっぱなしでしたよ。まさにエンターテインメント。

千秋楽、前楽のチケットが一般発売で瞬殺だったので、仕事が休みの土曜日昼最後列か、休みじゃないけど金曜日昼5列目で悩んで、有給取って金曜昼の回に行って来ました。この日は上演後に純烈のパフォーマンスがあってラッキーでした。

あうるすぽっとに着いたら、スタッフさんは丸総デパートのハッピを着てチケット切りしてました。で、開演10分前ぐらいに機械帝国マシングダムの兵がステージに登場して前説を。「携帯の電源はマナーにしたから良いってもんじゃない」「電源切らないのは関係者の人が多くて、しかもそのまま電話に出たりしますからね〜」とちょっと毒舌なマシングダム兵。こういう遊び心良いよね!

セットは、ヒーローショーの舞台裏…なので、背景の書き割りみたいのが思いっきり裏側。
ストーリーがどんどん転がっていって、ちっとも飽きさせないし、常に笑いどころがあるんだよね。キャラ設定もしっかりしてるし、役者さんもみんなきっちり役割を演じきってたし、すっごく楽しい観劇でした!ストーリーをまとめる力は無いので、役別に感想。

  • 畠山さん:畠山陽一(兼崎健太郎

子供の頃からヒーローに憧れてた!な、少年の心を持つ頭ボッサボサのデパート社員。兼ちゃんは演技が大きいから、こういうリアクション大きい役が似合うね〜。前よりも上手くなってたと思う。

  • 茜ちゃん:五十嵐茜(飯田佳織)

エレメンジャーの中に入りたいけどMCなお姉さん。でも、質問コーナーでは自分に関する質問しか受け付けなくて、歌い出すwとことん明るくて、でもかっちゃんの事をすごくよく考えてくれてる優しさが随所に出てて良かったよ〜。

取り立てに来たその筋の人…なんだけど、義理人情に熱い極道から宇宙マフィアドン・キャッシングに超進化を遂げる。爆笑!涼平さんは全身タイツ有りな人なんだ?!もうこの人には笑わせて頂いた。ある意味かっこ良すぎるw涼平さんは生で見るの初めてだったけど、やっぱり大きいなぁ。モデル体系で全身タイツは最強です!

  • としさん:宇佐美俊郎(菊地創

何でも出来る中学の理科教師で、その万能ぶりがすごい。老けメイクに白髪混じりウィッグで、全然創さんだって気づきませんでした。終わってから、入場の時にもらった配役表を見て、そうだ、創さん出てるんだ!としさんか!ってやっと分かったくらい(^_^;)創さんは器用だなぁ。

レッドグレンの中の人。今までは、感情面の持って行き方は出来てるんだけど、それを演技にアウトプットするのがちょっと出来ていなかったように思っていて、なんか惜しい感じだったけど、感情を上手く演技で出せるようになってた!!もう性格ねじ曲がった嫌なヤツなんだけど、それが本当に上手いの。見てて早く気付けよ!って思っちゃうような。以前は滑舌悪いって言われてましたけど、滑舌も断然よくなってたし。ブランクを全然感じさせない演技でうれしくなりました。あと、すごく痩せた…ってか体が締まったなーと思いました。頬から顎にかけてのラインがだいぶスッキリしたし、二の腕も締まったなぁ。すっかり大人になっていた…少年期の終わりをリアルタイムで見られなかったのはやっぱりちょっと悲しいね。あ、太ももはがっちり筋肉が付いてた〜。

ピンクカレンの中の人。清楚なキャラを演じてるけど、実はこの子も性格の悪い子何ですが、ヒーローショーメンバーの熱意で変わって行く様子が良かった!すごく可愛い方ですね。ロビーは谷さん宛てのお花が一番多かったな。

妊婦だけどバリバリ仕事命のデパート社員。終盤に大魔女ヘビークイーンに超進化する…黒いチュチュに頭にはハブぬいぐるみの相当奇怪なかっこなんですが、この格好で登場するシーングッと来たなぁ…。

以下が、bpmのメンバーさん。

  • かっちゃん:千葉勝巳(伊勢直弘)

実質的な主人公。ヒーローショーのリーダー。音楽舞踏会黒執事のアバーラインさんでお馴染みの伊勢さんですよ!ヒーローショーに命を掛けるヒーローショーバカ。アバーラインさんのはじけっぷりとはまた違った熱さで、すごく良いキャラだった〜!

台湾訛りの片言喋りがキュート!そして小さいけど最強キャラ!わんちゃんの攻撃で死にかけるドン・キャッシングが哀れすぎて笑った〜。

  • 新倉くん:新倉伸朗(伊藤マサミ)

特撮オタク。この中ではキャラ薄め?でも柿崎さんとちょっといい感じになったりしてキュンでした!

  • 江渕くん:江渕毅(NAO-G)

超ウザイキャラのCDショップ店員。でも打たれ弱い。「セイッ!セイッ!」のポーズと表情が面白すぎるwヒーローショーのこと全然分かってなくて、スーツ来て舞台に出ても猫背で棒立ちなのが面白かったよw

レッド、イエロー、ブルー、ブラック、暗黒剣士ゼロ・ノワール、機械化合成獣ガスパイダーの、6役の声を1人で生吹き替え!!すげぇぇぇ!!普段は全く喋らないのに、ショーの時だけその七色の声を披露してくれるという素敵なキャラ…浅沼さんも金髪で目元にがっちりメイクで、最初誰だか分からなかったなぁ。

館内放送は水樹奈々さん!デパート独特のクセのある言い回しで読み上げていて、これもおかしかったw 「精霊召還!エレメンジャー」の歌も、 すごくそれっぽかった。一瞬ささきいさおさんかと思ったもん!
本当に楽しい舞台で、ひーくんの復帰舞台1作目がこの作品で本当に良かった(つД`)

舞台の後の純烈のパフォーマンスは、魚住さんと新倉くんのちょっとした芝居の後に登場。撤収作業をしている新倉くんのところに出産を終えた魚住さんが登場。丸総デパートの翌日のイベントゲスト純烈がリハーサルに来る、という流れでした。涼平さんの靴は何故か変な場所にw涼平さんが一番見やすい位置だったのですが、軽やかに踊っていらっしゃいました。面白いなぁ、純烈!

舞台終了後に、ロビーでドン・キャッシングティッシュもらいました。レッドグレンと握手もしたよw
ドン・キャッシングティッシュはこれ。この表情!!

パンフレットとトレカ1袋、ひーくんの来年のカレンダーを購入。パンフレットが本当にてれびくんみたいwwトレカはまさかのレアカード徳永圭祐が出た…wひーくんのは出なかったよ〜(´・ω・`)

千秋楽では、本編終了後にロビーでエレメンジャーショーがあったそうで、レッドグレンの中の人がひーくんだったと…!メット取って、DVDと自分のカレンダーの宣伝して帰って行ったらしいw今までも本当はこういうファンサービスしたかったんだろうなぁ。本人も新しい事務所もやる気に満ちているから、今後がすっごく楽しみ!!コンスタントに舞台のお仕事が有ると良いな!