Q10第1話「この地球上に自分より大切に思える人なんているんだろうか?」

脚本:木皿泉
演出:猪山俊輔
http://www.ntv.co.jp/Q10/

(公式サイトより)
だらだらした日常に、突然キラキラしたものがあらわれる。
僕たちは、それをつかむのに、いつも必死で、
もしそいつを、一瞬だけでもつかまえることができたなら、
また、どうでもいい教室に戻って行けるのに。

僕が恋した転校生は、ロボットだった−。

おもしろかったぁ!初回から後半の辺り泣いてしまいましたよ。
妹とメールしながら見てて、「なんでこれで泣くの?」って言われたけど。最初の平太(佐藤健)のナレーションから既にきた…。
わたしは脚本の木皿泉さんの「すいか」が大好きなんですが、なんてこと無い日常なんだけど、そこに小さな諦めがあって、死にたくなるほどじゃないけど楽しくもなくて、消えたいけどなんとか毎日やり過ごして生きてる(そしてすごく身近に死がある)って状況に身に覚えがありすぎる!

でも、Q10がきっかけになって動いてみて、世界は変わらないんだけど、みんなちょっとだけ幸せになれるっていう優しさのあるお話ですよね。
育ててた魚が死んでしまったけど気を使う家族に何も言わなかったり、髪を染めたことや授業料の滞納に気づかないふりをしたり、でも言えなかった「助けて!」を叫んだり、何もできないと思ってたクラスメイトも手伝ってみたり、お前の字で書いたのがいいんだってって言われてうれしかったり、寂しいのもうれしいのも、小さい気持ちが少しずつ積み重なって行くの、いいなぁ。
木皿さんの脚本は、この大人でも子供でも突き放さない優しさがいいんだよね。劇的に日常は変わらなくても、ちょっと優しさに触れられればそれでいいんだよな。

しかし、歯を触らせてって前歯かと思ったら、奥歯なんだ!wなんかすごいフェティッシュだなーw
でも、起動スイッチがちょびっツのちぃ的な場所じゃ無くて良かったよw(Q10はロボットとしては、ちぃよりも森博嗣の「女王の百年密室」に出てくるウォーカロンロイディ的かなーと思います。)

Q10前田敦子)も平太もすごく可愛いさがあって丁寧に描写されてるから、ファンの人はうれしいだろうなー。Q10可愛いよねぇ!ロボットしゃべりも口パカッと開けるのも可愛い!

来週はもう平太がQ10への恋心に気づくようだから、次も楽しみだね!3話のゲストに我らが植原卓也が出るようなので、それも楽しみです!