BECK

原作:ハロルド作石BECK
監督:堤幸彦
脚本:大石哲也
http://www.beck-movie.jp/

あらすじ(wikiより)
非凡なボーカルの才能を持つ高校生、田中幸雄コユキ)は偶然、ニューヨーク帰りの天才ギタリスト南竜介と出会う。竜介は才能溢れる千葉、平を誘い、BECKというバンドを結成し、そこにコユキとサクという若いメンバーも加わり、バンド活動を始めるうちに音楽にのめりこんでいき、ライブハウスでの活動やCDデビューなどを果たしていった。ある日、そんな彼らのもとに国内最大のロックフェス「グレイトフル・サウンド」出演の依頼がやってくる。

おもしろかったー!蒼くんと忽那汐里ちゃんと桐谷が良かった!あとわたしの大好きなもたいまさこさんが一瞬出てます(・∀・)
これは地元映画館で上映していないので、S子ちゃんと県内唯一のワーナーまで行ったんですが、車で往復2時間以上かかったけど行って良かったよ(*´∀`*)

コユキ佐藤健)は退屈な日常とか言ってるけど、あれ結構本格的にいじめられてませんか?パシリぐらいなら、まだ学校生活を無難にやり過ごすために諦めてるぐらいで理解出来るけど、殴られたりギター壊されたりは相当ヘビーないじめだよ(;´Д`)それを平凡で退屈と言い、どことなく面倒くさそうなコユキは大物ですよwこの辺、たけるの持ってるちょっと太々しい感じが出てるなぁw
コユキを助けるためにヒーローの如く現れた竜介(水嶋ヒロ)もサクちゃん(中村蒼)もあっさりやられちゃうのがリアルだわ。千葉は全員倒しちゃったけどw千葉がいじめっ子倒して大型犬のような顔で戻ってくるの良いなw平くん(向井理)が拍手してるのもかわゆ!平くんは千葉に対して優しいのが良いよな。まあ、平くん以外に千葉をフォローしてくれる人っていないんだけどさ。

ストーリー的には、BECKのピンチってほとんど竜介の過去にやらかしたDQN行為のせいなのがもう…観ながらオイオイオイ!って心の中で突っ込んじゃったよ!真帆(忽那汐里)が劇中で言ってた「自分で作ったバンド壊して楽しいの?!」が正にって感じでね…ギターの才能無かったら只のDQNだよなー。窃盗ダメ、絶対!ヒロくんはなぁ…演技的な成長は見込めないので、あんまり周りの雰囲気壊してなかったからまあ良いかーって感じです。大げさなのは、アメリカ帰り設定だからと思えば我慢できるし。(やっぱりカブトの時がいろんな意味でピークだったよ…。)
何かと邪魔してくる蘭さん(中村獅童)は何がしたいんだ?ベル・アームはビジュアル系で、BECKはロックバンドなんだから、ジャンル全然違うし、穂積ヨシト(古川雄大)とコユキがフェスでの動員数を競ってるのは、あの二人の個人的な戦いだし、レオン・サイクス(サンキ・リー)に竜介が脅されてる(?)のも別に蘭さんには関係ないよなー。
ダイブリのライブで木村栄ニ(水上剣星)が恥かかされたのは、そもそも蘭さんがゴリ押ししてただけのことだし、営業妨害までされるのはとんだ迷惑だよね。で、BECKメンバーはCDの取り扱い拒否とかフェス出場禁止が蘭さんのせいだとは知らない訳だから、蘭さんが最後にギャフンてなってもBECKメンバーは結局知らないままだという…一体何だったんだ、蘭さん…一人空回り?(笑)

忽那汐里ちゃんは、イケパラとかメイちゃんとか、ポッキー持って踊ってた頃は何とも思わなかったけど、可愛いしすごく良かったので、今後が楽しみな女優さんになりました!和顔だけど帰国子女ってギャップ有って良いですね。日本語で上手く言えなくてもどかしい感じとかすごく可愛いわー。

この映画観ようと思った一番のきっかけは中村蒼くんだったのですが、先に見た同じく蒼くん好きの妹から「蒼くんと忽那汐里が良かった」と聞いてたので、わくわくしながら行ったけど、この映画の売りの1つって、水嶋ヒロ佐藤健向井理桐谷健太中村蒼の今旬な俳優5人がバンドを組むってとこですよね。でも、多分蒼くんてこの5人の中ではまだ知名度的にはちょっと低いと思うんですね。
この映画で蒼くんが良い俳優だって気づいた人が多いみたいなのがうれしいです。もう、サクちゃんのコユキに対する包容力は惚れちゃうよね!ギター練習してるコユキの横でマラカス振ってるサクちゃん可愛いよ!!彼女の弘美ちゃんへの「今日一緒に帰ろうか」は妹との間で大ヒットです!!(笑)

そうそう、この映画で妙に気になったのはサクちゃんの彼女、益岡弘美役の倉内沙莉さんですよ!あの子は浅倉南なんですよね?w昔のアイドル映画みたいな感じの子でやたら存在感あって気になりまくりですよ!

たけるが歌わない件についてですが、わたしは事前に知っていたし、たけるの歌唱力考えても歌わない方がいいだろうなと思っていたので納得できたけど(下手では無いけど、設定に無理が生じないくらい上手いかと言ったらそうでは無いので)、一緒に言ったS子ちゃんはやっぱり最後のフェスでは歌が聞きたかったって言ってましたね。
コユキの歌声って客席はうっとり聞き入っちゃって、BECKメンバーは未来のビジョンが見えちゃうくらい「すごい」歌声なんだよね?だとしたらやっぱり歌わない方が良いよなぁ(^_^;)
見終わってからずっと、みんなが聞き惚れるくらいの声だから、きっときれいな声でしかもBECKの音楽に合うような声ってどんなだろうって考えてたけど、Mac買い替えてiTunesに音楽入れ直して、昔買ったCDとか聞き直してたら、TAHITI80のグザヴィエ・ボワイエみたいな声なら合うのかもなーと思ったりしました。吹き替えになったら桐谷が自分でやってた分やっぱり違和感あるだろうし、想像の余地があるこの「ボーカルだけ抜き」スタイルで良かったと思うな。

あと、脇でテニミュや特撮のキャストさんが結構出てますね。
ミュキャスはヨシトさんといじめっ子の兵藤マサル桜田通)ね。ヨシトさんはコユキのライバル役だし、歌も歌うし出番多いしおいしいんじゃないでしょうか?しかし雄大って髪の毛多いなぁwドーリは、ビジュアル残念な時のドーリ…(^_^;)
特撮の人だと、BECK初期ドラマーで、ドラムを叩くと人格変わっちゃう東郷(川野直輝)と、ヨシトさんにベル・アームボーカルの座を奪われちゃうメンバーが三浦涼介ですよ〜。ヨシトさんの隣で寂しげにマラカス振ってる姿が良いよw
この4人が好きな人も見て損無しだと思いますよ〜。

ところで、劇中のBECKの曲が聴きたくてサントラ探してみたら、劇中曲で歌ってた曲は入ってないんですね…残念(´・ω・`)